皆さん、突然ですがロート製薬さんが2018年から発行している『妊活白書』をご存知ですか?「妊活」に対する知識・理解の普及を目指した意識調査で2022年の調査結果として『妊活白書2022』を公開されています。
▼『妊活白書2022』概要 コロナ前に過去最高(60%)であった妊活実施率は、2022年は減少傾向に(48.1%)ある。若年未婚男女(18歳〜29歳)に聞いた「将来、子どもが欲しいか」というアンケートにおいても「欲しくない」という回答が過去3年増加しており、それは全体の約半数(49.4%)におよぶ。 妊活に対する意識は、「子どもが出来ない人が行うこと」から「子どもを望むすべての人が行うこと」へ変化している一方で、経済的理由の他、出産・子育てへの精神的、物理的な負担への懸念など、「将来への不安」から子どもをもつことのハードルがあがっている。 『妊活白書2022』ダウンロードリンク (byロート製薬)
私も妊活のハードルは実体験として色々感じた事がありますが、一番大変だったなぁと感じるのは、この調査にある「子どもが欲しい」と夫婦両方が本当に思っているかという点だったような気がします。
パートナーとの温度差を感じた瞬間
我が家の場合ですが、「子どもは絶対に欲しくない」というよりも子どもをつくるために自分たちの生活を変化させる必要があるのであればいらない、という感覚だったと感じます。
私は結婚前から子どもが欲しいと強く想っておりパートナーにも伝えていましたので当時は否定もされませんでしたが、不妊とされる期間である1年が経過した辺りから病院で検査をしてもらったり、子どもを意識した会話をする事が(特に私の方が)増えました。今考えるとそれによりパートナーとの温度差がどんどん広がり、「子どもがいてもいいかも」から「子どもはいらない」と前向きでない気持ちになっていったのだと感じます。
温度差がより広がった瞬間
- お互いに検査で原因が見つからないのに自然に妊娠しない
- 排卵日にタイミングを合わせた性行為に気乗りがしない
- 性行為自体がなくなる
- 不妊治療の進め方について話し合いが進まない
このような状況になると、子どもをつくるために考えなければいけない事が増えてきます。不妊治療を進めるためにはお金を用意したり仕事の調整も必要です。当時私がしていた仕事は原則出社で夜も遅く転職したばかりだった事もあり通院の調整も難しい状況で私にとってはタイミング法がすぐに出来る唯一の方法でした。ただそれがパートナーにとってはよりプレッシャーとなる状況でした。
その状況が続いた結果、パートナーから出た言葉が「子供が欲しいとは思っていない」でした。
この温度差の広がりは、我が家でも「離婚寸前の危機」にまで至り妊活を続けるうえで大きなハードルとなりました。
やって良かったと思う事
とはいえ、子どもに対する温度差が広がる要因や夫婦仲が悪くなる原因としては様々な状況がありました。後に色々懸念となる不安要素や状況に対して1つずつ対応をしていくのですが、我が家でおこなった良かったと思う事をいくつか挙げると以下のような事があります。
- 子どもがいた場合の老後までのライフプラン作成
- 不妊治療の開始時期と終了時期を決める
- 収入アップ&働き方を変えるための転職
- パートナーに対する不妊治療の説明
- パートナーに負担が少ない治療法の選択
- 国や自治体の各種制度活用
妊活のハードルには当事者の気持ちだけではなく仕事やライフスタイル、周辺環境など様々な要因があると思いますので、今後は少しずつ上記の実体験についてもアップしていきます⭐️